外科・消化器外科・肛門外科のご案内

診療内容

 当科では通常の開腹手術に加え、大腸癌および良性疾患はできる限り鏡視下手術(腹腔鏡下手術、胸腔鏡下手術)を行っています。

 鏡視下手術は傷跡が小さく術後の痛みを軽減でき、体への負担が小さいため、術後合併症が少なく、早期の退院が可能です。

 高度の胆石胆嚢炎、総胆管結石症、開腹手術歴のある人は腹腔鏡下手術の対象とならない場合が多いのですが、当院では腹腔鏡下手術を第一選択としています。

 進行大腸癌に対して2011年より腹腔鏡下手術を行っています。

手術

開腹手術

・胃癌、大腸癌、直腸癌、肝臓癌

・胆嚢癌、胆管癌、膵臓癌、腹膜炎、腸閉塞

・虫垂炎などに対する手術

鏡視下手術(腹腔鏡下手術、胸腔鏡下手術)

・胆嚢結石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術

・総胆管結石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術兼総胆管切開結石摘出術

・大腸癌に対する腹腔鏡下手術

・胃十二指腸潰瘍穿孔による腹膜炎に対する腹腔鏡下穿孔部閉鎖術

・虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術

・腸閉塞症に対する腹腔鏡下癒着剥離術

・自然気胸に対する胸腔鏡下肺部分切除術

その他の手術

・鼠径ヘルニア(脱腸)、内痔核、痔瘻などの手術

鼠径ヘルニアはメッシュを使用することにより、早期退院(最短2日)が可能です。

肝臓癌は肝切除術の他マイクロ波凝固術を行なっています。

特色

胆石症について

 胆石症は主に胆嚢結石と総胆管結石、肝内結石があります(図)。肝内結石は肝臓の中の胆管にできる結石で非常に希な疾患です。胆嚢結石は胆嚢内にできる結石です。総胆管結石はほとんどが胆嚢結石が総胆管内に落下することにより起こります。まれに総胆管自体にできることがあります(原発性総胆管結石)。胆石症の症状は背部痛、上腹部痛、発熱、黄疸などです。

胆嚢結石の治療について

 胆嚢結石の手術は結石を含め胆嚢を摘出することで腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われています。 当院では腹腔鏡下手術の対象とならない場合が多い高度の胆石胆嚢炎、開腹手術歴のある人に対しても腹腔鏡下胆嚢摘出術を第一選択で行っています。腹腔鏡下胆嚢摘出術は通常腹部に穴を4ヶ所開けて行いますが、炎症の軽い胆嚢結石であれば腹部の穴を2ヶ所で行っています。

総胆管結石の治療について

 総胆管結石は主に胆嚢結石が総胆管に落下することにより起こります。治療は手術(胆嚢摘出術と総胆管切開結石摘出術)と内視鏡で十二指腸乳頭括約筋を切開し結石を摘出(EST)の2つが主な方法です。

1)手術
腹腔鏡下手術と開腹手術があります。総胆管結石の手術は胆嚢を摘出し総胆管を切開、結石摘出、遺残結石がないか胆道ファイバーで総胆管内を観察、総胆管切開部を縫合します。

 特色:十二指腸乳頭括約筋の機能を温存できる.一期的に胆嚢摘出術と総胆管切開術、結石摘出が行えます。

総胆管結石に対する腹腔鏡下手術(腹腔鏡下総胆管切開術)は前述の手術操作が必要であることから手術手技が煩雑で高度であるためあまり普及していませんが、当院では第一選択で行っています。

2)内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)

 特色 :内視鏡で治療できると言う利点がありますが、1)急性膵炎、出血、胆管炎を起こすことがある 2)十二指腸乳頭括約筋の機能がなくなる 3)ESTと胆嚢摘出術の2回の治療が必要となります。

 腹腔鏡下総胆管切開術の結石再発率は数%であるに対しESTの結石再発率は10%前後です。

 当院では、総胆管結石は胆嚢からの落下結石がほとんどであることから十二指腸乳頭括約筋の機能を温存でき、結石再発率が少ないことと一期的に胆嚢摘出術と総胆管切開結石摘出術を行えることから腹腔鏡下総胆管切開術を第一選択としています。

 また、EST併用腹腔鏡下胆嚢摘出術に比べ一期的に胆嚢摘出術と総胆管切開結石摘出術を行える腹腔鏡下総胆管切開術は術後入院期間が7〜10日程と短く有用です。

 当院では2019年3月末まで323例の腹腔鏡下総胆管切開+胆嚢摘出術を行っています。国内で一番多く行っている所は600例台の様です。

手術数

手術数内訳2020年度(例)2019年度(例)2018年度(例)2017年度(例)
総数433404419353
全身麻酔手術247238
(胸腹腔鏡下手術134例)
263
(胸腹腔鏡下手術140例)
183
(胸腹腔鏡下手術95例)
脊椎麻酔手術83877897
局所麻酔手術68796966

主な手術例

名称2020年度(例)2019年度(例)2018年度(例)2017年度(例)
大腸癌切除術26
(開腹手術13例、腹腔鏡下手術13例)
31
(開腹手術22例、腹腔鏡下手術9例)
34
(開腹手術23例、腹腔鏡下手術11例)
22
虫垂切除術47
(開腹手術1例、腹腔鏡下手術46例)
39
(開腹手術2例、腹腔鏡下手術37例)
42
(開腹手術1例、腹腔鏡下手術41例)
24
鼠径ヘルニア手術68747368
胆石症手術9087
(胆嚢結石53例、総胆管結石34例)
87
(胆嚢結石51例、総胆管結石36例)
62
腹腔鏡下胆嚢摘出術485147
開腹胆嚢摘出術024
腹腔鏡下総胆管切開術383233
腹腔鏡下総胆管十二指腸吻合術323

診療時間・担当医表

 日・祝
午前水崎 馨大町 貴弘水崎 馨
岩内 聡太郎
大町 貴弘鈴木 衛
岩内 聡太郎
水崎 馨
鈴木 衛
【休診】
午後手術手術小林 毅大
(16:30まで)
手術休診【休診】

▲・・・救急のみの対応とさせていただきます。(場合により、診察不可の事があります。)

医師紹介

名誉院長 水崎 馨

専門分野:一般外科・消化器外科・胸腹腔鏡下手術・胆道がん

学会専門医

日本内視鏡外科学会技術認定(消化器外科・一般外科領域)

日本外科学会指導医

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会認定医

医長 鈴木 衛

専門分野:一般外科・消化器外科・末梢血管疾患

学会専門医

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会認定医

副院長兼部長 大町 貴弘

専門分野:一般外科・消化器外科・下部消化管外科

学会専門医

日本外科学会指導医

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会指導医

日本消化器外科学会専門医

日本消化器内視鏡学会専門医

消化器がん治療認定医

医師  岩内 聡太郎

専門分野:一般外科・消化器外科

医師  小林 毅大(非常勤)

専門分野:一般外科・消化器外科

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