泌尿器科は主に腎臓、尿管、膀胱といった臓器を扱います。男性であればさらに前立腺、尿道、精巣などが加わります。それぞれの臓器に炎症、腫瘍、機能障害、先天異常などの病的な状態があります。たとえば腎臓であれば「腎炎」、「腎がん」、「腎不全」といった疾患です。腎盂(じんう)、尿管、膀胱など尿の通り道(「尿路」といいます)には「石」ができることもあります(「尿路結石」といいます)。腎結石、尿管結石、膀胱結石などといいます。これらの病気が泌尿器科の領域です。
診断には、特殊な機械を用いる検査が必要となることがあります。たとえば、「膀胱内に何か異常があるかもしれない」というときに膀胱内を見るための特殊な内視鏡(膀胱鏡)をつかうことがあります。内視鏡は膀胱に限らず腎臓や尿管にもそれぞれ専用の内視鏡(腎盂鏡、尿管鏡)というものがあって、ときどき使用されます。その他にも、膀胱内の圧を調べたり、尿の流速を調べたり・・・、と専門領域の機械は特殊なものばかりです。残念ながら当院の泌尿器科にはそのような機械はまだありません。当院で実施している検査は一般的な血液検査、尿検査、超音波検査、レントゲンやCT、MRIといった画像検査が主体です。ただし、前立腺がんの二次検診で行う超音波検査と針生検はやはり専用の機械が必要のため当院では施行できません。膀胱鏡検査は前もって日時を決めれば可能です。
泌尿器科疾患は手術療法が中心となることがあります。近年、手術は内視鏡をつかって行う手術(内視鏡下手術)のように低侵襲な方法が多くなり、以前のように開腹して行うような手術は減りつつあるようです。しかし、当院では今のところ泌尿器科の手術は行っておりません。また、よくご質問にある血液透析も維持透析としては施行していません。前立腺がんホルモン治療は現在数名の方が施行中です。
各種カテーテル類の交換、腎盂カテーテルの交換、ステントの交換などを行っています。膀胱がん術後の定期検査など、前もって打ち合わせが必要のものがありますので、受診の前にお気軽にお電話ください。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) | 平均在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
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050130xx97021x | 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等22あり 定義副傷病あり | 1 | 81.0 | 53.02 | 0 | 90.0 |
060035xx99x1xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等21あり | 1 | 93.0 | 18.88 | 0 | 91.0 |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 1 | 3.0 | 2.50 | 0 | 76.0 |
11012xxx99xxxx | 上部尿路疾患 手術なし | 1 | 2.0 | 7.36 | 0 | 75.0 |
110200xx99xxxx | 前立腺肥大症等 手術なし | 1 | 58.0 | 5.83 | 0 | 83.0 |
令和三年度 病院指標
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
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K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 1 | 14.0 | 1358.0 | 0 | 93.0 |
K671-21 | 腹腔鏡下胆管切開結石摘出術 胆嚢摘出を含むもの | 1 | 77.0 | 383.0 | 0 | 97.0 |
令和三年度 病院指標
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
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午前 | 【休診】 | 須原 悠史 | 【休診】 | 【休診】 | 【休診】 | 【休診】 | 【休診】 |
午後 | 鈴木 央 | 須原 悠史 | 【休診】 | 【休診】 | 鈴木 央 | 【休診】 | 【休診】 |
※泌尿器科外来の診察は、外科外来で行います。
医長 鈴木 央
専門分野:泌尿器科一般
学会専門医
日本泌尿器科学会 専門医
医師 須原 悠史(非常勤)
専門分野:
1 受付・会計 | 6 脳波検査室 | 11 CT室 | 16 夜間救急入口 |
2 耳鼻咽喉・頭頸部外科 | 7 中央検査室 | 12 脳神経外科・外科・泌尿器科 | 17 売店 |
3 内科・循環器内科・点滴室 | 8 X線TV室 | 13 救急部 | |
4 生理機能検査室 | 9 一般撮影室2 | 14 整形外科 | |
5 生化学検査室 | 10 一般撮影室1 | 15 MRI室 |