三島中央病院について

部門紹介

臨床検査課

 臨床検査課は、男性2名と女性6名の計8名の臨床検査技師で業務を行なっています。

 臨床検査技師(りんしょう けんさ ぎし)とは、床(ベッド)に臨み(向かい)検査をする技術者という意味で、環境や建物等の検査でなく、体に関する検査をする人です。

 臨床検査課の業務は大きく分けて2つあります。

 1つは「生理検査」で、心電図(トレッドミル・24時間心電図等)・超音波〔エコー〕検査(心臓・腹部・甲状腺・頚部血管等)・肺活量・脳波・聴検査(スピーチ・耳鳴り等)・神経伝導速度(四肢・顔面)・睡眠時無呼吸症候群の検査などの、皆さんと直接お会いして検査を行います。

 もう1つは、「検体検査」で皆さんから採取された血液・尿・便等の検体で行なう血液型や血球算定・生化学検査・尿定性検査・便潜血検査・インフルエンザ・ノロウイルスなどの検査を行います。また、献血された血液を輸血するための、交差適合試験や抗体スクリーニング検査を行い、血液製剤は厳重に管理された冷蔵庫で保管され、輸血ミスが無いように何重にもチェック機構を設けてあり、検査技師はとても重要な役割をしています。 これらの検体検査は院内で行なっている為、採血・採尿から約30分で医師に報告しています。

 また、各科の輪番日には、検査技師も院内待機して、すぐに検査できる体制になっています。通常の夜間・休日はオンコール体制で30分以内にかけつけます。

 院内感染防止対策として、毎週、各科の菌の分離状況を集計・報告することで、院内の黴菌の見張り番の役割も担っています。

 臨床検査課は、医師が病気の診断・治療を行なう上で、また、他の医療スタッフが業務を正しく遂行する上で、大変重要な役割があると考えています。それだけに間違いは許されないという使命を持って行動しています。

 私たちは、すべての検査結果を迅速、かつ正確に報告することはもちろん、誠意を持って皆さんと接することができる技師になりたいと考えております。

 これからも、日々、検査技術の向上と使命を忘れずに、気配りと目配りと心遣いができる検査技師を目指してがんばっていきますので、よろしくお願い致します。

各部門紹介