新型コロナウイルス感染症の後遺症でお困りの方はお問合せください。
新型コロナウイルス感染後、2週間経過しても下記の症状が継続し日常生活に支障がある方
*当院には小児科がないため中学生以下の診療は行っておりませんのでご注意ください。
頭痛 | ブレインフォグ (もやもやした気分不快感) | うつ気分 | 倦怠感 | めまい |
しつこい咳 | 喘息様気管支炎 | 痰 | 咽頭痛 | 咽頭違和感 |
味覚障害 | 嗅覚障害 | 鼻閉 | 鼻汁 | 肩こり |
腰痛 |
症状 | 頭痛・ブレインフォグ(もやもやした気分不快感)・うつ気分 |
コロナウイルス感染により 脳梗塞や脳出血などの脳卒中の合併が増えると言われております。(診療の手引き第10.0版より)
また慢性的な頭痛は他の脳腫瘍などの病気も考える必要があります。
先ずはCT MRI等で精査し悪性の頭痛か否かを評価します。
またコロナ後血中亜鉛濃度が低下することが多く治療は内服がメインですが 慢性上咽頭炎が疑われれば当院耳鼻科にBスポット療法(上咽頭擦過療法)を依頼します。
この他、新型コロナウイルス感染後 筋筋膜性疼痛が続発し移動するような頸部痛 腰痛 膝の疼痛などが誘発することもあります。
このような症状に対しては、理学療法による治療を検討します。窓口は脳外科外来となります。
症状 | 倦怠感・めまい・しつこい咳・喘息様気管支炎・痰・咽頭痛・咽頭違和感 味覚障害・嗅覚障害・鼻閉・鼻汁・肩こり・腰痛・うつ気分 |
当科での治療は上咽頭擦過療法(EAT:Epipharyngeal Abrasive Therapy)がメインです。
コロナ後遺症の主な原因は慢性上咽頭炎です。
上咽頭は咽頭の上方で、鼻腔の後端に位置し、呼吸でウイルスが付着しやすい部位です。
この部位にウイルスにより劣化した組織が残存し慢性上咽頭炎に移行しているパターンが多いです。
慢性上咽頭炎の治療は内服薬無効です。
上咽頭擦過療法は上咽頭を内視鏡で観察しながら薬液を染ませた綿棒で擦過し劣化組織を除去し再生させます。週1回、合計5~20回程度の上咽頭擦過療法で治療効果が得られています。咳、咽頭痛などは比較的少ない回数で効果がでますが、倦怠感、後鼻漏などは10回以上の回数を要することがあります。
また治療中、治療後には痛みが伴います。これには個人差がありますが、痛みが強いほど治療効果が期待できます。
治療の継続には、関連クリニック【耳鼻科サイラクリニック(沼津市市場町)、湧水耳鼻いんこう科(清水町サントムーンアネックス3F)】においても可能です。
●B-SPOT療法ともいわれている治療です。経鼻内視鏡で上咽頭を観察しながら、抗炎症、収斂作用のある1%塩化亜鉛を染ませた綿棒で擦過し、炎症を起こしている上咽頭の劣化組織を除去し健常な粘膜再生を促す治療です。鼻および口から綿棒を挿入し行います。
●治療の前に鼻腔と上咽頭に局所麻酔薬をスプレーしてから行います。治療後は上咽頭を中心に痛みが出るため、鎮痛剤(内服薬や座薬)を処方します。
●上咽頭炎を早期に治すために、市販の鼻洗浄器(1000円程度)での上咽頭洗浄をお勧めしています。
耳鼻咽喉科 毎週水曜日 午前9:00~12:00 午後14:00~16:30
脳神経外科 毎週水曜日 午前11:00~12:00
*いずれも原則予約診療のみの対応とさせていただきます。
*2回目以降の受診日は医師とご相談下さい。
*診察の状況により予約時間を過ぎる場合がございます。予めご了承ください。
*診察は通常の保険診療で患者負担があります。
月曜日~金曜日の12:00~14:00の間 お電話にて事前にご予約をお願い致します。
注意)当日のご予約は承っておりませんのでご注意ください。
電話番号
055-971-4133(代)